6月の園内状況

花芽が少なく、去年に比べて芽欠き作業が多くなりました。例年より雑草の成長率が高く、除草作業が多くなりました。

この畑には、以前、セミノールが植えてありました。品種選定の為に、デコタンと麗紅を混植し、出来具合によって定植する品種を決めます。

麗紅の苗は、3年生の苗、デコタンの苗は、2年生の苗です。植えたすぐは、根が広範囲に広がってないのでこまめに潅水が必要です。

獣害対策 - ワイヤーメッシュ張り -

最近、畑の周りに鹿が姿を現れるようになりました。デコタンの葉や木の皮を食べられたら、デコタンの木にとっても、土実樹にとっても大打撃です。獣害対策として、畑の周囲、3kmをメッシュと網でグル~っと囲む事にしました。

非常事態!!ハウス内で尺取虫が発生しました

普通種のキンカンより一回り大きな実を付けるオオツブキンカンの花。香りに誘われて飛んできたミツバチが、一生懸命蜜を集めています。

ポツンと残ったオオツブキンカンの実は取り残したもの。他の枝には花も散り終わって新しい小さな結実がたくさん成っています。

尺取虫が異常発生!!シャクガの一種(?)でしょうか・・新芽を食い荒らして、見逃した枝は丸裸に・・・放しておけば一大事。早速、駆除を行いました。枝に似ているので、見た目で発見するのは大変な作業、しかし独特の匂いを発しているので近づけば容易に存在は確認できる。

園内の作業風景

草刈をした温州みかんのだんだん畑。黄緑色のストライプに見える部分は暴風除けのマキの樹。

土手にはイノシシが大好物の山芋を掘った大きな穴があちらこちらに見うけられる。大雨になるとこの部分のせいで畑が崩れてしまうので早急に補修しなければ・・・・・。

写真はユリ科ジャノヒゲ属の多年草リュウノヒゲ。 もう少しすると花(7月~8月)が咲き始める。

除草したのに刈り残し?・・・雑草のように見えますが、実は植栽したもの。段々畑の土手の上部端にはリュウノヒゲを植えて、風雨が原因の土壌の崩れ・表土の風化を防いでいます。

★☆★1年間の中で行われる月別の作業風景を是非下記リンクよりご覧下さいませ★☆★ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓