改植準備

こちらの畑には、下の写真にあるセミノールの木が植えてありました。左の写真の木は植えてから約25年経過しています。(木の直径が20cmあります)みかんの木の種類にもよりますが、土実樹では、20年くらいを目安に、みかんの木を改植しています。違う畑でも、来年、再来年と改植をしなくてはいけないので大変です。写真の真ん中にある黒い部分は、カミキリムシの幼虫が、木を食べながら掘り進んだ穴です。この畑には、セミノールに変わって、デコタン(不知火)とたまみ他の混植を考えています。植えてから、みかんが実るのに早くて4、5年かかりますが、伐採してしまうのは1日もかかりません。 けど伐採した木はチッパー(枯れ枝などをチップにする機械)でチップすれば、次の世代への肥料になり役に立つことが出来ます。

改植準備

セミノールの実は、越冬時に病害虫・害獣や紫外線日焼け(色素褪色)から守るために緑色の保護袋を覆います。 ひとつひとつ袋を被せるのは、大変な作業でしたがもうすぐ収穫。収穫時のチェックのために、一部の保護袋を外して色や実の成り具合・病害虫の被害の有無を確かめます。 樹上完熟で充分糖の載ったこの時期の最大の敵は害獣であるヒヨとサルの群れ。酸が抜けて出荷できる状態になるまで、油断をすると一晩で全滅になりかねません。 畑の周りの保護網やビニル幕に隙や破れはないか、害獣の群れの状態はどうか気にかかります。

デコタンの花と灌水作業

ハウスの扉を開けるとデコタンの花の香りが漂っています。

4月の上旬頃から咲き始めた温室デコタンの花。ハウス内の温度差などがあるために、露地に比べると枝により花の咲く時期がばらつきます。被覆(ビニールシート)をしてあるときに天然の雨が降らないため、1週間毎に積算雨量30ミリ相当の灌水(人口の雨)を行います。

甘夏の収穫

奥の方に見える山と山の間は、五ヶ所湾です。土実樹の園地の頂上から見る景色は絶景です。甘夏の収穫が始まりました。手のひらに収まらないくらい大きな甘夏を収穫しています。甘夏が生えている畑は、段々畑です。

麗紅の鉢植え作業

接木された鉢が畑の周りにびっしり・・。一鉢に一株植えられた基苗に、写真のように接木する新種の芽を接木用テープで保護しながら固定します。接木が成功するとテープを破って新芽が顔を出します。植え替えを待つ苗木。

植え替えた苗木(新品種麗紅)にたっぷりの水が必要です。デコタンの親である清見の遺伝子を引き継ぐ土実樹自慢の期待のホープです。鉢植え用の土は近くの園芸農家のご好意によりリサイクル使用しています。保水性、排水性がある栄養たっぷりの土。

★☆★1年間の中で行われる月別の作業風景を是非下記リンクよりご覧下さいませ★☆★ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓